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2020/11/04 10:00
NPO法人ぱれっとが運営する就労支援B型の「工房ぱれっと」は、東京都に2013年に設立された。
お菓子作りやカフェの運営を行っている、同法人「おかし屋ぱれっと」の利用者の高齢化に伴い、身体的負担の少ない新たな仕事場が求められたという経緯がある。
現在では、若くて体力があったり、既に「おかし屋ぱれっと」に所属している利用者も、積極的に制作にコミットしているという。それだけ「工房ぱれっと」での制作風景には、楽しげな雰囲気が漂う。
そんな「工房ぱれっと」のコンセプトはずばり、「一人ひとりのアイデアや個性を活かした、その人にしかできない商品づくり」だ。
「工房ぱれっと」の制作には、地域の人々から寄付された、布地やボタンなどのリサイクル素材が使用されている。
「流石に合わないだろう」と咄嗟に思ってしまうような色や柄の組み合わせを、利用者の方は平然と行うと、職員の玉井さんは語る。
決して教科書的ではないこと。
予定調和ではない、その人が持つ個性が、先入観を易々と超越して、花開くこと。
「工房ぱれっと」では、そんな想像を超えていく規格外の魅力が生まれ続けている。
ぜひ作品を手に取って、そこから作者一人ひとりの個性を受け取り、その人柄や生活に思いを馳せて欲しい。
推薦:株式会社ヘラルボニー 代表取締役社長 松田 崇弥